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加害者にはどんな責任が発生するか?

交通事故を起こした加害者は、

 

① 刑事上の責任
② 民事上の責任
③ 行政上の責任

 

の3つの責任を負うことになります。

 

①刑事上の責任

事故で他人を死傷させた場合、刑法で定められた懲役刑・禁固刑・罰金刑に処せられることになります。

 

また、無免許運転や飲酒運転などの行為があった場合は、道路交通法によって、懲役刑・禁固刑・罰金刑の刑事罰が科せられます。

 

相手車両に対する物損事故だけの場合は、刑法上の処罰はありませんが、運転上の注意義務を怠って建造物を損壊すると、道路交通法の規定によって、6ヶ月以下の禁固刑または10万円以下の罰金となります。

 

懲役刑と禁固刑の違い


懲役刑:過失の内容や発生した結果が重大な場合に適用され、刑務所内で定役という強制労働に就くことになる


禁固刑:過失の内容がそれほど重大でない場合に適用され、刑務所に収容されるが定役はない

 

②民事上の責任

事故を起こした加害者は、被害者に対して金銭で賠償をする必要があります。

 

この損害賠償責任は、自動車損害賠償保障法(自賠法)および民法によって規定されており、自賠法が民法に優先して適用されます。

 

この自賠法は、民法よりも、被害者救済に重点が置かれており、被害者にとって有利な法律です。

 

ただし、自賠法が補償するのは人身事故に限られ、物損事故では民法による損害賠償請求のみになります。

 

なお、民事上の責任と刑事上の責任は密接に関連しており、加害者が民事上の責任として、被害者の納得する示談金を支払っているかどうかなどが、加害者の刑罰を決定する際に有利な情状として考慮されます。

 

また、検察庁が加害者を起訴するかどうかを決める際の1つの判断基準として、当事者間で示談が成立しているかどうかが考慮されます。

 

③行政上の責任

道路交通法などに違反した場合、反則金や違反点数が課せられ、違反点数が一定以上になると、免許の停止や取消などの処分を受けることになります。

 

この処分は、運転者が交通違反や死傷事故を起こしたときに課せられる点数の合計によって決まります。