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②対物賠償保険

対物賠償保険は、相手の「モノ」に対して損害を与えた場合の保険です。

 

他人の「モノ」に損害を与えるというと、相手の自動車の修理費用や買い換え費用などの「直接的な損害」が思い浮かぶと思いますが、対物賠償保険の補償の範囲は、それだけではありません。

 

交通事故によって生じた「間接的な損害」も対物賠償保険の補償の範囲内になります。

 

例えば、店舗に車が突っ込んだ場合の休業損害・営業損失や、相手がタクシー・トラック・電車などの業務用車両だった場合の休車損害などが「間接的な損害」にあたります。

 

また、物損事故というと、人身事故と比べて、損害賠償額が低いというイメージがあるかもしれませんが、相手が高額の商品を扱う店舗であったり、営業損失の大きいトラックや電車であったりする場合には、損害賠償額が1億円を超えるケースもあります。

 

そのため、対人賠償保険と同様に、対物賠償保険も補償額無制限で加入するように推奨されることが多いようです。

 

対物賠償保険が支払われないケース

対物賠償保険が支払われないのは、

 

・「他人」の物でない場合

・免責事由にあたる場合

 

です。

 

まず、対物賠償保険も、対人賠償保険と同様に、自分や近親者の物を破損した場合には、補償の対象になりません。

 

例えば、車庫の壁にぶつけたケースや、駐車場に置いてあった物を壊したケースなどは、「他人」の物を壊したことにならないため、保険金の支払いはありません。

 

また、以下の免責事由がある場合にも、対物賠償保険は支払われません。

 

① 故意によって生じた事故
② 戦争、暴動などの危険による損害
③ 天災危険による損害(地震、噴火、台風、洪水、高潮または津波)
④ 原子力などによる損害
⑤ 上記②~④にともなう損害
⑥ 被保険者と第三者との間に、損害賠償に関して特約がある場合に、その特約によって加重された賠償責任を負担することによって受ける損害

 

なお、上記の免責事由は、保険会社によって規定が異なる場合があるので、約款で再確認しておくことが大切です。