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任意保険が支払われないケース(免責事由・保険料未払い・時効)

任意保険が支払われないケースは、

 

①免責事由に該当する場合

②保険料が未払いの場合

③時効が成立した場合

 

の3つです。

 

①免責事由に該当する場合

保険会社は、交通事故が発生すれば、契約に基づいて保険金を支払うことになっていますが、免責事由に該当する場合、支払いを拒否することができます。

 

この免責事由は、約款の中に詳細が書かれており、すべての任意保険に共通する免責事由は下記のものです。

 

・被保険者の故意による事故で本人に生じた損害

・被保険者が無免許、酒気帯び、麻薬などの薬物服用中の運転で生じた損害

・戦争、内乱・暴動などによる損害

・地震や津波などによる大規模自然災害の損害

・核燃料物質等の有害な特性のために生じた事故の損害

 

仮に、保険契約者が約款を読まなかったために、免責事由を知らなかったとしても、保険契約上は、保険契約者は知っているものとみなされてしまいますので、保険約款を必ず読んでおくことが重要です。

 

②保険料が未払いの場合

保険契約を締結していたとしても、保険契約者が保険会社に対して所定の日までに保険料を支払わないと、保険金は支払われません。

 

特に、保険料を分割で支払う場合には、未払いにならないように気をつける必要があります。

 

また、保険の有効期限が切れてしまっている場合にも、保険金が支払われませんので、こちらも注意が必要です。

 

③時効が成立した場合

時効が成立した場合にも、任意保険の保険金は支払われません。

 

保険会社への保険金の請求権は、事故の発生の日から3年で時効により消滅してしまいます。(ただし、死亡事故の場合は、死亡日から3年間。後遺障害事故の場合は、症状固定時から3年間。)

 

治療費や休業損害などの内払いを受けていれば、そのつど時効は中断されますが、被害者が自己負担で治療を続けている場合は、時効中断の手続きが必要となります。

 

《時効の中断方法》

・加害者に対しては、配達証明付の内容証明郵便で損害賠償請求を出し、請求書到着日から6ヶ月以内に裁判を起こすと時効が中断できます。(単なる催告だけでは中断できません。)

・保険会社に対しては、時効中断申請書を出し、債務の承認が行われれば3年間時効が延びます。

・加害者が被害者に損害を賠償する旨の書面を差し入れたり、損害賠償金の一部を支払ったりした場合、債務を承認したと考えられ、時効は中断されます。