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入院雑費

入院中の諸雑費は、治療に付随する費用として、加害者に請求することができます。

 

入院雑費として認められるのは、以下のような項目です。

 

○日用品や雑貨の購入費
…寝具、パジャマ、洗面具、下着などの衣類、食器などの購入費

○栄養補給費
…医師の指示により入院中に必要とする牛乳、ヨーグルト、バターなどの購入費

○通信費
…電話料金や切手代

○文化費
…新聞、雑誌、テレビなどの料金

 

これらの入院雑費は日額で定額化されており、請求する際には、領収書は必要ありません。

 

▼入院雑費の日額

 

上記の基準額を大幅に超える諸雑費は、たとえ領収書があっても原則として認められません。

 

医師や看護に対する謝礼は、入院雑費に含まれるか?

医師や看護師に対する謝礼は、原則として被害者の自発的行為とみなされるので、その全額が認められるわけではありません。

 

被害者の病状や治療内容などを考慮して、社会的に相当な範囲内での請求が認められることになります。

 

判例では、以下のようなケースで、部分的に謝礼を入院雑費として認めています。

 

・頭蓋骨の陥没骨折などの治療を受けた被害者が、医師や看護師に支払った19万円の謝礼のうち、受傷の部位・程度・入院期間からみて、15万円を認めた例

・医師への謝礼162万円のうち、30万円を認めた例

 

将来の雑費

交通事故の後遺障害によって、将来介護が必要となる被害者については、紙おむつ代、タオル代などの将来雑費が必要となります。

 

これらも損害項目の1つに含まれるので、忘れずに請求する必要があります。

 

ただし、これらの将来雑費を請求する場合には、必要となる雑費を表にしたり、領収書を保存したりして、費用を明確にしておくことが必要です。

 

なお、このような費用については、一時金ではなく、将来にわたる定期金で賠償を求める場合もあります。