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示談交渉中のポイント

示談交渉の初期の段階で重要だったのは、「最初の段階で、できる限り高い損害賠償額を提示すること」「示談交渉の前に勉強と準備を行うこと」などでした。

 

今回の記事では、示談交渉中のポイントについて解説します。

 

示談交渉中のポイントは、

 

① 示談交渉の典型的な流れを知る
② 冷静な対応を心がけ、加害者側とのコミュニケーションを密にする
③ 労力や時間を考慮して落とし所を決める
④ 弁護士をうまく活用する

 

の4つです。

 

①示談交渉の典型的な流れを知る

まず、示談交渉中に重要なのは、示談交渉の典型的な流れを知るということです。

 

よくある示談交渉の流れは、以下です。

 

・被害者が弁護士会基準を参考にして、最大限の損害賠償額を提示する

・加害者の保険会社の担当者が、自賠責保険基準やそれに少しだけ加算した損害賠償額を提示してくる

・数回の交渉の度に、加害者の提示額を考慮し段階的に提示額を下げていく

・両者の条件が折り合う金額で示談とする

 

ここで重要な点は、最初の段階で、「最大限の損害賠償額」を提示する点です。

 

最初の段階の提示額が低いと、どんなに交渉しても損害賠償額は上がりようがありません。

 

また、保険会社の提示してくる金額が、「最低限の金額」か「それに毛が生えた程度のもの」でしかないことを知っておくことも重要です。

 

交渉しなければ、最低限の損害賠償額しかもらえませんので、遠慮することなく強気の姿勢で交渉するようにして下さい。

 

②冷静な対応を心がけ、加害者側とのコミュニケーションを密にする

2つめに重要なのが、示談交渉中は、感情的にならず冷静に対応することです。

 

加害者側の保険会社と被害者は、完全に利害が対立している立場のため、相手の言動で不愉快な気分になることは多々あると思います。

 

しかし、そこで感情的になってしまうと、交渉が進まず長期化するため、被害者にとってデメリットになってしまいます。

 

なので、冷静な対応を心がけ、加害者側とうまくコミュニケーションをとることが重要です。

 

そうすることによって示談交渉がテンポ良く進み、結局は被害者のメリットになります。

 

③労力や時間を考慮して落とし所を決める

示談交渉をしていっても、被害者の提示額が全て認められることはまずありません。

 

基本的には、ある程度妥協し、加害者の提示してきた条件と折り合わせる必要があります。

 

自分の条件を絶対に曲げず、調停や裁判に持ち込んで闘うということもできますが、労力や時間を考慮すると、必ずしも良い方法とは限りません。

 

なので、交渉中のどこかのタイミングで、落とし所を決める必要があります。

 

主なタイミングとしては、    

 

・数回の交渉を重ね、加害者側の提示額を2~3回上げることができたとき

・双方の提示額の差額が2~3割までに近づいてきたとき

 

などです。

 

交渉の基本は、相互譲歩ですので、交渉を早期にまとめるためにも、適切なタイミングで落とし所を決めることが重要です。

 

④弁護士をうまく活用する

ここまで、示談交渉中のポイントについて話してきましたが、実際の示談交渉は非常にストレスがかかります。

 

顔も合わせたくない相手と何度も交渉する必要がありますし、専門家と交渉するというのは思った以上にプレッシャーが大きいです。

 

そのため、示談交渉を進める際には、弁護士を活用するのがベストです。

 

弁護士を代理人として立てれば、相手と直接交渉する必要がないので、ストレスがありません。

 

また、こちらも専門家を立てるわけですので、相手になめられることもありませんし、弁護士が交渉すれば、自分で交渉した場合より損害賠償額が上がることがほとんどです。

 

さらに、最近の自動車保険には「弁護士費用特約」がついていることが多いです。

 

その場合、弁護士費用が保険から出るため、金銭的なリスクもありません。

 

なので、示談交渉の際には、積極的に弁護士を活用してみて下さい。