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示談

ここまでの記事では、「損害賠償・慰謝料」「過失割合」「後遺障害」など損害額を計算するための項目について解説してきましたが、これらを最終的に確定させ、加害者に支払ってもらうためのステップが示談交渉です。



示談交渉の段階で失敗すると、ここまでの努力が無駄になってしまいかねませんので、この記事を読んで、しっかりと知識を身につけて下さい。


 

そもそも示談ってなに?どのような流れになるの?

示談とは、交通事故の当事者である加害者と被害者が、損害賠償額の内容や支払い時期などについて、話し合いによって解決する方法です。



示談が成立したら、示談書を作成し、当事者はこの示談書に書かれた内容に拘束されることになります。



交通事故の損害賠償の95%以上は、示談によって解決されており、調停や裁判まで発展するのは、示談の条件に折り合いがつかない場合や、賠償額にどうしても納得がいかない場合などに限定されます。



示談交渉の流れは以下のようになります。




 

示談書の内容は覆せない

示談の際に重要な点は、



示談書の内容はいったん決まると覆せない



という点です。



一度示談が成立すると、加害者が賠償額を減額したり、被害者が賠償額を増加させたりすることは基本的にできません。



なので、示談内容については、くれぐれも慎重に協議することが重要です。

 

示談交渉の際に重要となる争点

示談交渉では、様々な点について加害者と被害者で話し合うことになりますが、すべての争点が同じ重要度であるわけではありません。



示談交渉の際に争いとなりやすく、かつ重要な点は、



①収入の証明
②過失割合
③後遺障害の等級認定



の3つです。



細かい点については多少失敗しても大きな影響は出ませんが、これらの争点は、損害賠償額を大きく上下させるので、できる限り妥協せずに交渉することが大切です。

 

①収入の証明

傷害事故の場合の「休業損害」、後遺障害事故や死亡事故の場合の「逸失利益」を算定する際には、収入額がいくらかによって賠償額が大きく変わります。



サラリーマンの場合には、収入の証明について争いはありませんが、自営業の場合には、自分で収入を証明する必要があります。



この点については、損害賠償額のカテゴリーで解説してありますので、該当箇所を読んでみて下さい。



参照:慰謝料・損害賠償のポイント

 

②過失割合

次に、示談交渉で争いになりやすいのが、過失割合です。



交通事故トラブルの場合、損害賠償額の総額が1000万円以上になることは珍しくありません。



損害賠償額が1000万円の場合、過失割合が10%違うだけで、支払い額に100万円もの差が出ます。



そのため、事故状況を立証できる証拠を集めて、少しでも有利な過失割合が認定されるように交渉する必要があります。



参照:過失割合のポイント

 

③後遺障害の等級認定

最後に、後遺障害の等級認定についても、示談交渉で争いになりやすいポイントです。



後遺障害等級は1級から14級まで分かれていますが、認定等級が1級変わるだけで損害賠償額に数百万円もの差が出ます。



なので、認定等級を上げるために、障害が残っていることを証明するための各種検査資料や診断書を提出するなどの努力をすることが重要です。



参照:後遺障害等級認定のポイント