自動車用の停止線とは別に二輪車用の停止線が表示されていることがあります。

二輪車と自動車の停止する位置を別々に表示したものは二段停止線と呼ばれていて、1979(昭和54)年ごろから導入されたそうです。

都道府県ごとに違いがありますが、この二輪車用の停止線は減ってきているようです。

そもそも二段停止線が導入されたのは、交差点において発信する際、バイクが自動車に巻き込まれる事故が多発したからだそうで、防止するための策として東京都内で導入したのが最初です。

ところが、二段停止線があるおかげで二輪車運転者に優先意識が生まれてしまい、すり抜け行為の原因ともなってしまいます。

その結果、かえって巻き込み事故が増えてしまう交差点も出てきてしまったため、二段停止線を減らす傾向になっているのだそうです。

皮肉なことに、巻き込み事故を防止するための策が逆に巻き込み事故を増やしてしまったのです。

導入の先駆けとなった東京でも二段停止線は大幅減少しましたが、全廃するわけではないといいます。

減らすかどうかは交差点ごとの事情に応じた判断によるもので、二段停止線を新たに導入した交差点もあるのです。

そもそも交差点の30メートル以内は追い越し禁止とされているので、すり抜け容認のような二段停止線は無理があるのかもしれません。