現在の横断歩道はシマシマだけの模様ですが、以前はシマシマの両端に縦線があるハシゴの模様でした。

いつの間にか縦線が消えてしまったのです。

1992年に「道路標識、区画及び道路標示に関する命令」が改正されたことにより、全国の横断歩道が現在の形になったといいます。

この法律改正を受けて、県道なら県が、市道なら市が、各自治体で横断歩道の標示を変えていったそうです。

横断歩道標示が改正されたのは4つの理由があって、まず1つ目は水はけをよくすることです。

地面に描かれたペンキは結構厚みがあるので、従来のハシゴ型では縦横に囲まれた枠内に雨水などがたまり、スリップや水はねなどが起こりやすかったのですが、両端をなくすことで排水性がよくなり、事故防止につながるというわけです。

2つ目は、縦線の分だけ塗装の手間が省けるため、設置時間とコストが短縮されること。

そして3つ目は、はげたペンキの補修も容易になることです。

最後の理由は、都市美観上の効果だそうです。

たしかに縦線がないほうがすっきりして見えますね。

法令の施行後、警察庁が製作した交通安全アニメのビデオで、横断歩道がハシゴ型のままだったため作り直したという話もあるようです。